振り返ることで道がみえる
社会に出てある程度の年数が過ぎた時、自分が働きはじめた当初のことを振り返り、自分がこの会社へ入社したことにどんな意味があったのかをじっくりと見つめなおしてみることが大切です。さまざまな理由から「仕方なく今の会社に入社した」という人は、後付でも構いません。仕事をしてみて、どんな意味があったのかを考え直してみましょう。
というのも、入社した当初は飛躍的に仕事の能力が伸びるにもかかわらず、ある程度の年数が経っても最初の頃と同じ働き方をしている人が多いといいます。そのため、目標を失ったり夢の実現に至らなかったりして、停滞期をむかえてしまうという問題があるからです。自分は何ができて何が得意なのか・次に自分は何がしたくて何が好きなのか・最後に何に価値観を感じて大切にしているのかということを、具体的に見直すことが必要になります。他人がどう評価してくれているかではなく、自分が思っているイメージが大事です。たとえば、能力やスキルの評価は相対的ですが、才能を持っていても自分では重要でないこともあります。自分が重要に感じていてうまくできることを、改めて問いかけてみましょう。ただ、人は好きなことが得意なことであると勘違いしがちです。また、価値観を感じられないものは、どんなに好きなことでも続けていることにむなしさを感じる時がきます。夢とは、得意なこととやりたいこと・意味や価値観が交わる部分のことです。
特に日本人は、目覚めているときに占めている時間が多いのは仕事の時間であり、人生とはある意味働くことともいわれます。その職業が何であるのかは、幸福感や人生の満足度に占める割合が大きくなるので、一度振り返ってみるといいでしょう。
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